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【書評】メルカリ 希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間を読んだ。ユニコーンはいかにして生まれたか?

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オススメ度★★★☆☆

日本に新しいスタンダードを根付かせたと言っても差し支えないメルカリの5年間をギュッと凝縮した企業ヒストリー。
日経BPの編集委員の方が著者ですが、過去の記事や情報を細かく拾って、傍で見ていたかのような描写で面白く読みやすい内容になっています。

本書の内容(ざっくり概要)

役員を中心にキーマンとなる人たちが実名で登場し、初期のラウンドの生々しい話や失敗談も細かくエピソードとして登場します。
読めばスタートアップが味わう苦労の断片を疑似体験できる(かも)。

CEOの山田進太郎さんがウノウを立ち上げてバイアウトしたときの話から始まって、世界一周を経てメルカリ創業に至るまでの経緯で本編の幕開け。

そこからは数々の失敗談や苦難、広く知れ渡ったCM展開や、慣れ親しんだUIができるまでの話。

界隈ではよく知られるVISION、MISSION、VALUEが作られたときのこと。

米国への展開と躍進、資金決済に関する法律問題、上場と今日に至るまで、多くの人が目にしたであろうニュースの裏側が語られる。

個人的にグッときたPOINTをいくつか挙げると、

  • サービスリリース前にメインのエンジニア2名が抜けてゼロリセットした話
  • HTML5でずっとつくってたけど当時はアプリ最適にならず、結果作り直した話
  • ともかくスピード優先、初期は検索機能を捨ててもリリースを優先した話
  • メルカリUIの方向性を決定づけたデザイナー宮上氏のしまむら理論
  • 初期ラウンドで強気のバリュエーション15億、ユナイテッドから3億調達した話
  • CMで繰り返しサービス名を連呼、トレンドセッターの20代を狙ったテラハ出演者のキャスティング
  • 小泉さんがジョインしてまずやったミッション・バリューの策定
  • 山田さんが実は求心力の獲得に苦労していた話

この辺はもう、ベンチャーで働く、ないし新しく作る組織で働くひとにとっては共感しきりのパートが目白押しな内容です。

どう活かすか?

僕がこの本を読んでいて思ったのは、

メルカリもその辺のスタートアップも経験していることは大体パターンにハマっている

ということ。

もちろん、この本には書ききれない内容は山ほどあるにせよ、概ね構造としては近しい部分があるのだと、改めて感じた。

では、なぜメルカリがこれだけ成功したのか?それを本書から読み解くとすれば

  • 仲間集めが秀逸だった(人の縁に恵まれた)
  • タイミングが完璧だった(スマホシフト)
  • 難局での判断が適確だった

というあたりに集約できるかなと思います。

そしてこれらの役割を担うのはやはり経営者なわけで、そうなるとやっぱり山田さんすげぇなという感じです。

今やユニコーン、だけどメルカリもかつては野生馬の一頭だったはずなのです。

あと個人的には、このブログのタイトルよろしく、ズボラで面倒くさい手続きが一切ダメなタイプのワタクシですら、出品が苦じゃなくなるくらいにUXをピカピカに磨きまくったメルカリというサービスは、まさしく人の暮らしを変えたイノベーションだなと思う次第なのであります。

ありがとうメルカリ、すごいよメルカリ。

この本も買ってすぐ読み終わったのでメルカリで売ります。

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